文学部生・したろうのなかみ

頭の中だけはここで整理整頓

SUMMER 合宿

こんちは。

 

9/6(日)〜9/8(火)の3日間、サークル合宿で滋賀県におりました。

 

僕は幹事を務めていたんですが、正直いってグダグダもグダグダでした(笑)。

 

3日間のうち1番印象的だったのは、初日です。

 

 

 

大坂からJRに乗ること1時間弱、滋賀のとある駅に到着し、ドアが開くとそこには一面の緑が、、、

 

 

 

全く見えない程、土砂降りの雨、アメ、あめ、、、。

 

「降水確率60%」という予報に一縷の望みを抱いていた分、ガクッときました。

 

 

 

この日のメインは、小舟で近江八幡を巡り、景観を楽しむ「水郷巡り」という、中々風流なものでしたが、パー。

 

水に親しむどころか、水と渾然一体になるんじゃねえかってくらい、横殴りの雨に打たれ打たれ、どうにか宿に着きました。

 

 

 

どうしようか悩んでいたところ、宿主から情報を受けて、近くのスポーツ施設に向かうことに。

 

メンバー皆をバスで送迎していただき、ありがたかった。

 

 

 

ついてから何したかというと、ひたすら「プール」で遊んでいました。

 

 

雨で、さっきまでびしょびしょになっていた身体で 「プール遊び」 に興ずるという、この、センス。

 

 

 

仰向けになって水面にプカプカ浮かびながら、

「ひょっとしたらこれこそ、本当の『水郷巡り』なんじゃないか」  

 

って悟り開いていました。

 

 

 

しかし、別につまらなかったわけじゃないです。これが非常に楽しかった。

 

最初は、各々自由にスイーッと泳ぎ、しばらくしてからリレー対決。

 

何本かリレーした後、身体がしんどさを訴え始めたところで、「水中伝言ゲーム」なるゲームがスタート。

 

 

ルールは単純で、水中で発言者が述べた言葉をどんどん次の人に同じ要領で回して、最後の人が水上でアンサーする、というものです。

 

コツとしては、泡をなるべく口から出さず、声を「響かせる」のが重要だと、同回生の1人が教えてくれました。

 

実際、そいつの伝言は本当に分かりやすかった。

 

僕含め、他の奴らが泡をゴボゴボ吹き出すばかりで全然伝言を相手に伝えられない中、そいつだけは泡をほとんど出さず、声を水中で響かせていました。

一発で聴き取れたときは本当にびっくりした。

 

 

伝言の中身は、サークルメンバーの中身がそのまま反映されていうような、アホみたいなものばかりでした。

 

中学の保健の授業で習った言葉を、やたら使いたがる中学生と大差なかったです。

「もう中学生」ならぬ、「まだ中学生」(笑)。

 

 

でも、最近雨でずーっと活動できなかったこともあってか、そんなノリに懐かしみや親しみを感じて、ほっこり気分でプールに浮かんでいました。

 

 

プールを終えると、もう夕刻だったので、夜の宴会の買い出しに。

 

その後、これまた宿主の紹介で、宿から徒歩5分の食堂で夕飯。この頃にはもう雨は止んでいた。

 

 

行ってみると、まだ仕込みが済んでいない、ということだったので、時間つぶしがてら琵琶湖の浜に向かうことに。

 

道中、ポツリポツリと雨が降り始めたことに気づき、「こらえろよ〜こらえろよ〜」と祈りを捧げつつ、浜に到着。

 

「海着いたー」って誰かが言っても誰もツッコまないくらいには、海と見まがうような琵琶湖ビューでした。

 

 

しばらくその景観を眺めた後、食堂に戻ることに。

 

すると、突然雨足が強まり、5分も経たないうちにどしゃぶりに。

 

 

「Jesusu....」

 

 

まだ「水郷巡り」は終わっていなかったのかと、メンブレしつつ食堂に駆け込みました。

 

 

 

食堂の店長と店員のお姉さんが全員分タオルを用意してくれて、湿ったタオルの独特な匂いに「人情」を感じました。うれしかった。

 

 

各々食べたいものを胃袋に入れた後、店の2人に重ね重ねお礼を言って宿に帰着。

 

 

そこから宴会場で「宴」スタート。

 

 

先輩が考えてくれた「プロ野球クイズ」をチーム対抗で行ったり、ビンゴゲームで、ビンゴしたのに一発芸当たった奴の即興芸に皆で腹抱えるなど、上下関係を(ほぼ)

忘れて、夜通し楽しんでいました。

 

 

部屋に戻ってからは、トークタイム。

 

「非リア」がウリ(?)のサークルだけど、実は結構皆がんばっていることが分かりました。

 

ただ、「この合宿でリア充自慢できると思ってたのに、、、」って奴が多かったのは、笑えました。

 

 

話題の大半を「恋愛」に焦点をあて、皆のネタが尽きた頃に就寝。

 

 

これが合宿初日の全容です。

 

 

2日目は天気が持ちこたえたので、予定通りに行きました。

 

日中は琵琶湖沿いに行って、浜でビーチサッカーしたり、琵琶湖でバシャバシャやったりして、夜はバーベキュー。

 

3日目は帰るだけだったので、10時頃にチェックアウトを済ませ、昼過ぎに大坂に戻って解散しました。

 

 

 

コンテンツだけを見ると2日目が1番充実しているようにも思えますが、個人的には初日が1番思い出として残っています。

 

 

それは、思いもしなかった悩み、迷い、楽しさ、嬉しさなど、イレギュラーだからこそ生まれた、様々な感情を抱いて過ごした日だからだと思います。

 

そして人の温かみを感じたのも大きいと思います。

 

 

 

 

今回の合宿を通じて感じたことは主に2つあります。

 

1つはこれ、「人情」です。

 

 

僕らが宿をとった町は、見たところ観光業で町を維持しているようでした。

 

ならば、僕らのような観光客は町にとって重要な存在であることは間違いないです。

 

それもあってか、とにかく会う人会う人、皆親切でした。

 

「また来たいな」と、ふと思う瞬間が何度あったことか。

 

 

 

最近、「出会いに感謝」という言葉が、主にSNS上で挨拶のように使われているのを感じていました。

 

 

そういうのもあってか、「出会い」とか「人との繋がり」ってことに対して、まあまあ斜に構えていました。

 

 

でも、今回の合宿を通して、少し姿勢が変わりました。

 

 

別に「出会いに感謝界隈」に対する見方自体が変わったわけではないですが、人との交流で「食わず嫌い」はやめないとな、くらいは思いました。

 

 

 

もう1つは、「旅」についてです。

 

「どこに行くか」「誰と行くか」「何をするか」

 

 

旅の計画を立てる際、僕はこれら3つについて1つ1つ考えて、それらを総合的に判断して最終プランを練ります。

 

 

そして今回の合宿で、「誰と行くか」の重要性について確信を得ました。

 

 

天候不良、プランのツメの甘さなどで、正直「どこに行くか」「何をするか」はむちゃくちゃでした。

 

 

しかしそれでも、旅としては最高に楽しいものになれました。

 

 

それは、「誰と行くか」が機能していたから。気の置けないメンバーと旅の時間を共に過ごすことができたから。

 

 

グダグダなりながらも、特に不満を漏らすこともなくワイワイ楽しんでくれたサークルメンバーがいたからこその、今回の合宿でした。

 

 

 

この合宿で、僕の夏休みの大きなイベントは終了しました。

 

ほぼ終わりかけている夏に名残惜しさを感じますが、これから訪れる秋、そして後期授業を見据えて、落ち着いた生活を送ろうかと思います。

 

 

 

 

さいならっきょ、夏。