文学部生・したろうのなかみ

頭の中だけはここで整理整頓

きこうぶん〜ろんどん〜②

こんにちわわ。


さて、紀行文の続き。



羽田でのパスポート事件を乗り越え、ロンドンに無事ついた。



まず僕達は「oyster card」といういわゆる乗り放題切符なるカードを購入した。


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これを見ればわかる通り、ロンドンは地下鉄なくして全体を効率良くまわることは不可能に近い。


逆に地下鉄をうまく使えばロンドンに点在する名所を短時間で観光することができる。


「oyster card」は地下鉄と赤バスで利用可能だ。
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(↑これがロンドン名物の二階式赤バス。二階席から見るロンドンの風景はまた格別だった。)


このカードを利用すれば、一日に消費される金額の上限が設定され、それ以上払う必要がなくなる。


ロンドンを観光する際、地下鉄は一日に何回も乗り降りを繰り返すことになるので、このカードは非常に役立つ。



oyster cardを手にした僕らは早速地下鉄にのり「piccadilly circus」という駅へと向かった。


因みに僕達の宿の最寄り駅は
「fullhum broadway」という駅。
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なんでもサッカーチーム「チェルシー」のスタジアムがある場所らしく


サッカー好きの友達は宿の後ろがチェルシーのスタジアムと知るやとても興奮していた。


僕はサッカーに関してあまり詳しくなかったが、それを自分の好きな野球チームのスタジアムだったらと考えたらその友達の喜び様も納得できた。



「picadelly circus」に到着し、地上に上がった僕らの目に最初に映ったのは燦々と輝く電光掲示板だった。
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昼以降何も口にしていなかった僕らは、すぐに「マクドナルド」を探した。


ロンドンについて右も左も分からない僕らにとって比較的安心できるのが日本で馴染みのあるマックだった。


意外にもあっさりマックは見つかった。


スリに非常に敏感になっていたので、2人で荷物を見張り、1人ずつ注文しにいくことにした。


僕の番になり、ポンド札を入れた財布を握りしめ注文しに行った。


「チーズバーガー、セット、プリーズ」

拙い英語でチーズバーガーセットを頼んだ。


店員はすぐさま僕に何か尋ねてきた。


僕はとても焦った。


何を言ってるのかサッパリ聴き取れなかったのだ。

「what?」聞き返す僕。

「?」といった表情を浮かべつつ、店員は同じ内容をリピートする。


「〜what〜〜,drink?」

今度は何とかフレーズを断片的にではあるが聴き取れた。

僕はその場の雰囲気で
「オレンジジュース、プリーズ」と答えた。

その後また店員が何か尋ねてきたが早くその場から離れたかった僕はとにかく
「イエス、イエス」と繰り返した。


どうやら会話が成立したらしく、僕の前にオレンジジュースとチーズバーガーが出された。


しかし頼んだはずのポテトは一向にこない。

「That is all」今度はしっかり聴き取れた。


どうやらこれで全部らしい。僕はさっき店員が尋ねたのはポテトの有無だったのだなと気づいたが既に遅かった。


仕方なくオレンジジュースとチーズバーガーがのったトレイをもって席へと戻る僕。


まさかマックでの注文さえまともにできないなんて。


多少なりとも英語に自信があった僕にとって非常にショックな出来事だった。



マックで夕食を済ませたのち、付近を軽く散策して、その日はホテルに帰った。



メインが三日目と四日目だったのでその日は早く寝ることにした。



マックで受けたショックを残したまま、そして翌日の観光への高揚感を抑えつつ眠りについた。


今回はこんなところで。




さいならっきょ。