文学部生・したろうのなかみ

頭の中だけはここで整理整頓

きこうぶん〜ろんどん〜①

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こんにちわんこ。

渡航含め計一週間に及ぶロンドンの旅を無事終え、現在秋葉原マクドナルドなう。


僕にとっても、そして同行した2人にとっても初の海外旅行。


一筋縄ではいかないとは思っていたけど

本当に色々と大変だった。


記憶がまだ鮮明なうちに、備忘録として今回の旅を振り返ってみたいと思う。


<一日目〜二日目>
羽田空港でしでかした大失敗は、今後の僕の人生において重要な出来事だったと思う。

僕がおかした大失敗、それは


”パスポート置き忘れ”


ゲートインまで一時間程度あり、余裕をもってゆったり椅子に腰掛けていた

そのとき、同行していた友人のうち1人がふとこう言った

「一応パスポート確認しとこうぜ」

それもそうだなと思いポケットに入れた”はず”のパスポートを取り出そうとする僕。






.....出てこない。パスポートらしきものがどのポケットからも出てこない。




そしてその瞬間、ゲート付近に移動する前に座っていた椅子に自分がパスポートを置いてきたことに気づいた


全身に寒気が走った。と同時に一目散にその椅子へとダッシュで向かった。

ゲートとは完全に逆方向だったのでかなりの距離を走ったのを覚えている。


2〜3分のダッシュの末、パスポートを置いてきた”はず”の椅子へ辿り着く。

しかしそこにパスポートはなく、男性が腰掛けている。


僕は恐る恐るその男性に尋ねた。


「あの...,ここにパスポートありませんでした。」

男性は答える

「いやぁ、僕が座るときには何もなかったよ」


”終わった”
僕は確信した。と同時に激しい罪悪感に襲われた。


別に今回が僕の単独紀行なら被害を受けるのは僕だけで済む話だ。

しかし今回は違う。一緒に旅を共にする2人の友人がいるのだ。


 下手すりゃ僕だけじゃなく友人2人まで旅の中止を余儀無くされるかもしれない。


そんな自分への嫌悪が膨らもうとしたそのとき、男性の後ろの座席に座っていた男性がこう僕に告げた。


「さっきパスポートを職員に預けている人がいましたよ。」



全身の力が抜けた。その後、近くの職員に声をかけ、無事パスポートは手元に戻ってきた。


すぐさま友人の元へと戻り、パスポートがあったことを伝えた。


2人はとてもほっとした様子だった。それもそうだ。
まさか旅先に着く前からこんな事態に陥るなんて思いもしなかっただろう。



安堵の表情を浮かべつつ僕に向けた友人の言葉は今でも、そして今後もずっと僕の中に残ると思う。



「これは今後の人生においても繋がってくる経験だよ。」



本当にそうだ。これが自分自身のパスポートだったからまだよかった。


もしこれがこの先就職して、会社先で保管を任された、重要な案件をまとめた書類だったらどうなるのか。



僕個人の問題だけでなく、僕の上司、ひいては会社全体の問題になってくる。



それだけ今回の出来事を重く受け止めろという助言だったのだと思う。



「旅の恥はかき捨て」といった諺があるが、この”旅の恥”はいつまでも自分の中で残しておくべき恥だと感じた。




そんなこんなで迎えたロンドン渡航であった。


乗り継ぎ先のドバイまで12時間、そこからロンドンまで8時間、計20時間のフライト。


そのため、二日目はほぼ空中で過ごしこととなった。


昼過ぎにロンドンに着き、4時にホテルにチェックインして、それからすぐ地下鉄でロンドンの中心部へ向かった。


いよいよロンドンの旅が本格始動した。


そこからまた色々な事態に出くわすことになるのだが、長くなったので今回はこの辺で。



初日は僕にとって苦く、しかし心に留めておくべき大切な一日となった。




さいならっきょ。